2012年10月16日

【改訂版】サイエンスアゴラ出展企画 開催案内:本音で語る『専門職学位』〜薬学6年化は成功するか?〜

 開催要項を改訂しました。
 それゆえ、別エントリーにします。

 今年も 11 月 10 日(土)〜11日(日)にかけて、東京・臨海副都心の日本科学未来館とその周辺(国際研究協力大学村)にて、科学コミュニケーションの祭典「サイエンスアゴラ 2012」が開催されます。
 そして、我々も毎年恒例の研究問題ワークショップ「本音で語る」を出します。
 今年のテーマは「専門職学位」。専門家を育てる大学という場のありかたと、その社会的な影響に関して、薬学部を例にとって考えます。
 以下に、企画の概要を記します。

題 名:本音で語る『専門職学位』〜薬学6年化は成功するか?〜
出展者:横山 雅俊(市民研)、山本 伸(サイコムキャリア)
    日本薬学生連盟、#phdjp 科学と社会ワーキンググループ
関連団体:NPO 法人市民科学研究室
会場:日本科学未来館 1階 オリエンテーションルーム1
日時:11/10, 15:00〜17:00

企画趣旨:
 諸外国では、薬剤師は専門職学位として位置づけられ、教育年限は軒並み5〜6年です。その情勢に影響され、昭和の頃から続く議論を経て、日本でも2006年から薬学部は6年化されました。しかし、その経緯においては年限の根拠、教育内容、必修の臨床実習の体制整備、臨床医療以外の薬学の意義など問題が山積しており、6年化実施後もその影響は大きなものになっています。
 そうした薬学教育の問題点を直視しながら、薬学教育を実施する側、臨床医療を実施する側、教育の受け手の生の声=本音を踏まえて、今後の薬学部がどうあるべきかを考えます。
 日本の薬学部の6年化に関する議論やその社会的影響に関して、教育研究、臨床医療の当事者双方において理解が深いとは言いがたい場合が多く、更に、一般市民はその内容を殆ど知らないのが実状です。他方、意識の高い一部の薬学生は、薬学教育や薬学の今後に危機感を持っています。政策立案の過程や6年化課程開始後の経験の蓄積により浮かび上がってきた問題点やその背景を、垣根を超えて共有し、今後の薬学のあるべき姿を皆で考えていきます。主に薬学に興味ある学生、薬学の当事者を対象にしますが、意識の高い市民の参加も歓迎します。

ゲスト:
・松木 則夫さん(東京大学薬学系研究科
・鈴木 義男さん(集中出版社記者)

当日の流れ:
 前半は、お2人のゲストを招いてのトークセッションです。薬学部の置かれた現状と将来に向けての展望、そもそも薬学部が6年化された経緯にかんして、話題提供をして頂きます。また、現在、その6年制課程で学んでいる薬学生のナマの声を知り、何が本当に問題なのかを知り、共有したいと思います。
 後半は、その前半の流れを受けてのワークセッションです。参加者の気付きやひらめきを重視する「全脳思考法」という手法を用いて、問題に関する理解を深め、解決策を見つけるきっかけ作りをします。
 なお、当日ご紹介する薬学生のナマの声に関するアンケート調査の発表は、更にまとめ直したうえで、翌年の学会発表に供する予定です。

当日の進行次第(予定):

15:00〜15:05 主催者挨拶
15:05〜15:20 ゲストトーク1 松木さん:薬学教育の現状と課題
15:20〜15:35 ゲストトーク2 鈴木さん:薬学6年化の背景
15:35〜15:45 日本薬学生連盟発表:6年制薬学生の意識
15:45〜15:50 質疑
15:55〜16:50 ワークセッション(全脳思考法)
16:50〜17:00 ワークの成果発表、まとめ

 当日の企画は、皆さんの生の声や、ちょっとした興味が原動力となって動きます。
 みんなで作る、未来の科学。そのために、垣根を超えて皆が集う場が、サイエンスアゴラです。それにふさわしい企画を...と願って、毎年思いの丈を込めて出展しています。
 皆さんのお越しを、お待ちしております。そして、是非力をお貸し下さい。
posted by stsfwgjp at 23:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 科学・技術・社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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