2015年10月08日

[確定版]今年も開催!研究問題ワークショップ「本音で語る研究費問題」

 いよいよ今年 10 周年を迎える、日本の科学コミュニケーションの総合見本市「サイエンスアゴラ」。
 時を同じくして、サイエンスアゴラの第1回から続く研究問題ワークショップ「本音で語る」も、その第 10 回を迎えることになりました。
 前身の NPO サイコムジャパン主催から引き継いで、科学研究の負の側面、陰の部分と向き合い続けて我々も 10 年、いやそれ以上...。その第1回の頃から問題意識を持ち続けてきて、今まで取り上げなかった今回のテーマ。今年はいよいよそのテーマ...研究費の問題を扱います。

 諸々決定し、こうしてご案内できることになりました。ここに、正式な開催要項をご案内します。

サイエンスアゴラ 2015 出展企画
第 10 回研究問題ワークショップ「本音で語る研究費問題〜幸せに研究するために〜」
(サイエンスアゴラ公式サイトの企画ページはこちらに)

主催:横山雅俊
   榎木英介(近畿大医)
   三輪佳子(みわよしこ;フリー)
   #phdjp 科学と社会ワーキンググループ
会場:東京国際交流館プラザ平成 4階・会議室1
日時:2015 年 11 月 14 日(土) 14:00〜16:30
ゲスト;田原敬一郎さん(未来工学研究所)
    豊田長康さん(鈴鹿医療科学大学)

イベント詳細:
 西暦 2000 年以降、日本人のノーベル賞受賞者は急激に増えました。1995(平成7)年の科学技術基本法の制定以来、科学技術の振興は国策としての地位を固めたかに見えます。他方で、大学や研究機関の運営交付金は年々削減され続けており、研究費の獲得や研究機関の維持には競争的資金への依存が高まっています。研究者のおかれた財政的状況が厳しい場合が多い一方で、多額の研究予算を獲得した研究者や研究チームがどのように研究を運営していくかに関して、様々な問題が発生しています。その中には、時折ニュースになる科研費の運用不正事件や民間研究費にまつわる利益相反問題などの、厄介な問題もあります。
 多くの研究者は。自らの興味の赴くままに、その学問的な意義を信じながら、社会と相互作用しつつ、社会の中で研究という営みをしています。研究活動も経済現象から自由でないとは言え、有意義な研究活動による実りある成果の社会的共有のためには、研究者にとってのお金の問題、特にその使いやすさと誠実な使用の問題を避けて通れません。
 一般の納税者が納得して研究プロジェクトや研究者を応援できるような、また研究者が安心して誠実に使えるような、研究費の制度のあり方はどのようなものであるべきか。その問に関して論点を整理しつつ、誠実な研究をやりやすく出来るような科学コミュニティのあるべき姿を本音で考えます。

およその内容
 例年通り、前半がトークセッション、後半がワークセッションの2部構成で行います。
 前半のトークセッションでは、科学技術政策に関して、政策科学の観点から考えることの意義をまず理解します。それをふまえて、実際の日本の科学技術政策と研究費の制度設計及びその運用の実態、さらにここ数年の日本の研究活動の現状に関して、その問題点を専門家に提示していただきます。また、それらの制度設計や日々の研究活動において、実際の研究者がどのような思いを抱いているかを紹介します。
 前半での問題点の列挙、論点の整理、問題の構造の把握を踏まえたうえで、後半は全員参加型のワークセッションを行います。手法としては、参加者の気づきやひらめきを重視する特殊な手法として、全脳思考法(=フューチャーマッピング)を採用します。
 当日の模様は、ネットワーキングチャット Twitter で生中継する予定です。用いるハッシュタグは #ffs15 です。

 なお、非必須ですが、事前申込みを受け付けております。
 こちらのサイト(「こくちーず」を利用)からお願いします。
 勿論、当日のご来場も歓迎です。

 皆さんのお越しをお待ちしております。
posted by stsfwgjp at 23:35| Comment(0) | 科学・技術・社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする